話しがうまい人は、道を教えるのがうまい、と誰かが言っていた。
相手が分かるように、目的地までの道のりを「順序よく」説明する。
具体的に説明するが、詳細になりすぎると説明が長くなり逆に伝わりにくくなる。
具体的かつコンパクトに。
会話のトレーニングとして打って付けと思い実施しました。
実施の流れ
・個別で考えてもらう(紙に書いてもらう)
・小グループで読み合わせ
・全体で発表
案内先は参加者全員が知っている病院内の施設に絞りました。
ステップ1 参加者がいるデイケアルームから出発
・デイケアルーム→受付
・デイケアルーム→売店
・デイケアルーム→外来トイレ
・デイケアルーム→自動販売機
・デイケアルーム→バス乗り場
・デイケアルーム→畑
ステップ2 デイケアルームに帰ってくる道順を説明してもらう
・受付→デイケアルーム
・売店→デイケアルームなど、ステップ1の逆
ステップ3 それぞれの行き方を説明してもらう
・受付→売店
・バス乗り場→自動販売機
・喫茶室→バス乗り場
・畑→診察室、など
実施後の感想
参加者全員が知っている場所を指定して取り組んでもらいましたが、案外苦労している人が多かった。
そこで実施2回目の開始前に、課題に出す場所を皆で歩いて確認しました。あらためて歩くと、今まで気づかなかった目印や景色、距離感や雰囲気がわかり、課題にも取り組みやすくなったと感想がありました。
発表になると、ついつい早口になったり、句読点なく話してしまったりしてしまいがち。
実施者はうまくフォローしてあげてください。
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